2019ピースアクションinナガサキ

2019年8月8日(木)ピースアクションinナガサキに参加しました。

長崎駅に到着すると、駅前で、テレビでお馴染みの政治学者 姜尚中(カン サンジュン)さんが多くの高校生や若者の前で、核兵器や戦争の悲惨さのお話をされていました。皆さん、猛暑の中、暑さを忘れるくらい真剣に聞き入っていました。私も立ち止まってお話を聞き、スナップ写真を撮らせてもらいました。長崎市民会館に到着後、被爆者の小峰秀孝さんのお話をお聞きしました。小峰さんは4歳8か月のとき、ビワの木に登って蝉取りをして遊んでいた時に被爆し、両手、両足、お腹に大やけどを負いました。衣食住、薬もない状況で、家族の愛が小峰少年のいのちを救いました。しかし、その後の小峰さんの被爆者としての人生は、過酷なことの連続でした。日頃、被爆者が話されない、被爆後どのように生きてきたかを話していただきました。子どもの頃は「腐れ足」「鳥の足」「がね(カニ)」とあだ名され、「いじめ地獄」がずっと続きました。「死にたい」と何度も思ったそうですが、母の厳しさと優しさがあり、これまで生きてきたそうです。お母さんは、「戦争を恨め、原爆を恨め」と言い続けていました。小峰さんは言います「今の日本は、戦争に向かっている」と。二度と戦争をする国にならないように一人一人は微力ですが、多くの人の力を集めることで無力ではなくなります。為政者に対し、平和を求めていくことを誓いました。

ピースアクションinナガサキ虹の広場の冒頭あいさつでは、ヒロシマの虹の広場に続き、ナガサキでも、田上長崎市長と松井広島市長が登壇し、参加者へ平和のメッセージが伝えられました。(菊谷専務理事の報告より)

長崎駅前での姜尚中(カン サンジュン)さん

被爆証言をされる小峰秀孝さん

虹の広場での田上長崎市長と松井広島市長のご挨拶