こくみん共済coop 2019年度 担当役員研修会

2020年1月27日(月)福岡県労働者共済生活協同組合の担当役員研修会に菊谷が参加しましたので、ご報告します。

佐田理事長のご挨拶の後、2019年度の取り組み状況が中川部長よりありました。その後、㈱FPユニオンLaboの植田一樹氏による「こくみん共済の制度改定のポイント」説明がありました。

講演は、神奈川大学教授 浅野史郎氏           演題「みんなで支える地域福祉」

以下、浅野氏のお話より

「厚生省に入った2年間の経験がライフワークにつながっている」「重症心身障害児施設を視察して、『この子たちに生きている意味はあるのだろうか』と思った」しかし、施設の方の話「昨日できなかったことが今日できる、今日できなかったことを明日できるようにするのが私たちの仕事です」を聞いて考えを新たにした。「本人にとっての進歩」が大事であること。「障害者の幸せのためにお手伝いしようと思った」「自立して地域に出ていくことのない(卒業のない)施設ではだめだと思った」「利用者に目標がない、職員に目標がないのが原因」「本人の声なき声は『施設を出たい。お母さんのところに帰りたい』」そして、小山内美智子さんとの出会いで、ケア付き住宅をつくることになった。「人権とは、どんなに重い障害があっても、ふつうの生活を送ることができることだ」「地域に戻るとという目標を持つ」「共に学ぶ教育。この子の存在が周りの人を変える」。最後に、「障害者は不幸ではない。不便なだけだ」(ヘレンケラー)。以上、浅野さんのテンポのいいお話で90分があっという間でした。多くの気づきがありました。ありがとうございました。

佐田正二理事長の挨拶

坂本隆浩専務理事の挨拶

浅野史郎氏のプロフィール