令和5年度福岡県消費生活協同組合研修会開催

福岡県と福岡県生活協同組合連合会の共催による「令和5年度福岡県消費生活協同組合研修会」を2024年2月16日(金)にパピヨン24会議室で開催しました。

当日の会場参加者は34名、オンライン参加者は14名でした。この研修会は、生協の運営及び財務内容等の適正化を図り、経営破綻や事業推進等を伴う社会問題化を未然に防止することを目的に毎年開催しています。今回は、特別講演「見えないお金との付き合い方」講師:NPO法人消費者支援機構 理事 愛智ゆみ氏、基調講演「協同組合のアイデンティティ」講師:一般財団法人 日本協同組合連携機構 特別研究員 栗本 昭氏に、それぞれ貴重なご講演を頂きました。

 

【参加者の感想文より一部抜粋】

<特別報告>

・「リボ払いはだめ」という漠然とした認識はありましたが、今回の講演を聞いて改めてリボ払いの恐ろしさを感じました。クレジットカードは複数所持しておりますが、明細書をマメに確認したりなどはできていなかったため、不正利用がないかなどきちんと確認しないといけないと気づかされました。現金と違い、つい使いすぎてしまうことも経験しているので、今回の講演をきっかけに、私生活のお金の使い方についても見直そうと思いました。

<基調講演>

・これまで、個人的に資料では理解していたつもりの協同組合の歴史から、殆ど協同組合のアイデンティティに関するICA声明しか印象に残っていないICAの変遷について、当事者としての生の声を交えつつご説明いただいたことに、まずは感謝申し上げると同時に非常に興味深く拝聴いたしました。感想としまして、ご説明のあった日本における協同組合の成り立ちについて、その独自性が近年評価されていると理解しましたが、その日本の生協においては班という独自機能が消滅しつつある中、協同組合という価値を新たに再認識するためにも、2025年の国際協同組合年については注目する必要があるとの認識を持つことができました。

・生協の原点から歴史、そしてアイデンティティ声明へ、関わった方々を絡めながら、また、栗本さんも参加され関わられているので、詳しいお話が聞けて良かったです。政治・経済・社会の変化に伴って協同組合も見直しを行いながら、進められてきているので、今後についても活発な協議、検討がなされ、協同組合の価値が高まり認知が広がっていくことを期待したいです。

講師:愛智ゆみ氏

講師:栗本 昭氏

セミナー受講風景