「食料の安全保障を考える福岡県民ネットワーク」発足

「食料の安全保障を考える福岡県民ネットワーク」が、2019年3月17日に発足しました。

この団体は、JA福岡中央会が主体となって、福岡県の豊かな農林水産業と地域社会を守り、将来にわたって新鮮で安全安心な農産物が消費者の元に届くよう、我が国の食料安全保障を脅かす諸外国との通商協定から「国民の食と農やくらし、いのち」を守るための国民合意を形成する運動に取り組み、国内対策や農産物貿易交渉等への意思反映を図ることを目的に設置されました。現在79団体、40名の個人が参加しています。委員長は、福岡県農業協同組合中央会 倉重会長、副委員長は、福岡県生協連 堤会長理事が役員を務めています。発足後の活動として、2回のセミナーを開催しました。第1回は、3月17日に東京大学大学院農学生命科学研究科教授 鈴木宣弘氏による基調講演「農業・食料ほんとうの話」を開催。第2回は、5月26日に国際ジャーナリスト 堤未果氏による演題「世界をのみこむ資本主義と守るべき日本の宝」をご講演頂きました。堤氏の講演で印象に残った言葉を紹介します。「TV(めくらまし報道)を信じてはダメ」「種子法の廃止に関して、種の主権を売り渡してはダメ」「消費者が自分の頭で考えること。考える消費者を増やす」「今だけ、金だけ、自分だけVsおたがいさま(協同組合の思想)」以上。